lm-sensors続き
一歩一歩確認
lm-sensorsのサイトの対応確認表を見ながら、自分の環境が対応しているか確認。
http://www.lm-sensors.org/wiki/Devices
これによると、
vt1211は「since lm-sensors」が 2.6.4、「since kernel」が2.6.19と書いてある。
自宅鯖のDebianは2.6.18なので、kernelにvt1211ドライバは入ってないって事かな?
たぶんそうだと仮定して、カーネルにvt1211ドライバを入れて再構築することを目標にして調べ始める。
vt1211ドライバってどこにあるの?
カーネルに組み込んで云々の前に、そもそもvt1211のドライバってどこで手に入れるの?
→探したらあった。
http://hem.bredband.net/ekmlar/vt1211.html
ここではvt1211のドライバを独自に2.6.x系に移植して公開しているみたい。
読んでみたら、「This driver is now obsolete」の文字。
「もともと、vt1211のドライバは2.4系のカーネルではサポートされていたのが2.6系では一向にサポートされないのでここで独自に公開してきたけど、カーネル2.6.19からはサポートされるようになったので、このページの役目は終わり」
だって。
そうか。確かに上のページで「since kernel 2.6.19」とか書いてあったもんね。
ということは、kernel2.6.19以降にアップグレードすればいいのか。
Debianのカーネルアップデート
でもDebianってなかなか新しくならないんだよなーと思いながら、Debianのカーネルアップデートの仕方を検索とかしてたら、Debian etchでカーネルアップデートの仕方を書いてあるページを発見。
http://www.kozupon.com/debian/kernel-etch.html
書いてある手順をなぞってインストール開始。
- カーネルソース(2.6.23.8)のダウンロード
- make oldconfig
ほぼすべてリターンで進行。
リターンをポチポチ押してデフォルトのまま進めながら、
途中、デフォルトから変更したのは下記。
VIA VT1211 (SENSORS_VT1211) [N/m/y/?] (NEW)
をyに変更。
動作確認
再起動後、GRUBでカーネル2.6.23.8が選択可能になっているので選択し、動作確認
$ sensors
vt1211-isa-6000
Adapter: ISA adapter
- 3.3V: +3.30 V (min = +0.00 V, max = +4.42 V)
- 2.5V: +2.44 V (min = +0.00 V, max = +3.16 V)
VCore: +1.02 V (min = +0.00 V, max = +2.63 V)
- 5V: +4.68 V (min = +0.00 V, max = +6.31 V)
- 12V: +12.14 V (min = +0.00 V, max = +14.99 V)
- 3.3V: +3.27 V (min = +3.13 V, max = +3.46 V)
Case Fan: 0 RPM (min = 0 RPM, div = 2)
CPU Fan: 0 RPM (min = 0 RPM, div = 2)
CPU Temp: +43.2°C (high = +190°C, hyst = -78°C)
Int Temp: +53.0°C (high = +204°C, hyst = +0°C)
vid: +1.750 V (VRM Version 1.7)
できた!
足掛け3年くらいの悩み事が解けたよー
それにしても機内温度高いな。